7UP10月号で特集されている、【ラボフェッショナル~テーマ活動の流儀~はみんなもう読んでくれたかな?

実は、7UPに掲載されているのは、実際に行われた対談のほんの一部!!

そんな、記事に載せきれなかった熱い語り合いを、今回は特別大公開!

取材に協力してくれた こういち・りんか・びーだま・みっこ・ズッキーニ はどんな話をしていたのかな⁉


 

完全版ラボフェッショナル~テーマ活動の流儀~

こういち=こ りんか=り びーだま=び みっこ=み ズッキーニ=ズ 広報メンバー=広

*好きなライブラリー*

*テーマ活動の楽しいポイント*

*パーティでのテーマ活動の取り組み方*

*テーマ活動の好きなところ* 


*好きなライブラリー*

 

こ  まずなにから話そうか。好きなライブラリーとその理由話してみようか。『サケ,はるかな旅の詩』すべてが好き。絵本の絵が面白い。歌がすごくいい。語りがめちゃくちゃいい声だし、絵本の絵も素敵、歌が歌いたくなる。今でも歌は覚えていて、歌える。小さいころから歌ったりして耳に残っているんだ。あんまりテーマ活動でやる機会がないけど、スプリングキャンプでやった時に、特定の人物がいなくて、生き物が主役だから普段のテーマ活動とはまた違って面白い。

 

り  昔から言ってるよね。

 

こ  うん。新刊で出たのが、小学校三年の時の『はだかのダルシン』かな?その時に初めて聞いて、そのころからずっと好き。 

 

び    誰が主人公?って私はずっと思ってた。大きくなってわかった。小3でわかるこういちすごいね。

 

こ  なんか心に触れたんだろうね(笑)他の人も教えてよ。

 

び  私は、『ヘルガの持参 トロールの愛のものがたりずっと言ってると思うけど本当に。好きな人は好きなんじゃないかな。遊びどころがたくさんあって、遊びたい放題。あっちでふざけ、こっちでふざけみたいな(笑)。普段できない大笑いの場みたいな。真面目に生きてきたからかなあ。騙してみたり、変なコト言ってみたりとかできるテーマ活動の代表じゃないかな。

 

こ       ナンセンスな世界観だよね(笑)なんでもありっていう。

 

び  最近はクリームを食べるのがマイブームです(笑)

 

一同 (大爆笑)

 

  口ずさみたくなる歌がたくさんあるしね。

 

び       そうそう!だから低学年にもおすすめしたい。言葉が口をついて出てくるようなお話だから、小さい頃にやっても楽しいし、大きくなってふざけてやるのもよし。万能なライブラリー。ぜひやってみて。みぞ活で動いた時は本当に楽しかった!

 

み  私は、『白雪姫』!はじめて支部発表に出たときにやったのが白雪姫。それが中学校一年生の時。そこからテーマ活動への意欲が沸いた。ようやくそこで、真面目にテーマ活動を取り組むようになった。中学生になるとパーティの中高大生だけでテーマ活動をしたりするから、その影響もあって考えが変わったというか、真面目に取り組むようになった。

 

び    へえ。推しの登場人物は?

 

み  発表の時にお妃様をやっていた、子がいて。

 

一同 子が、いたのね(笑)自分じゃないんだ(笑)

 

み  そう、私じゃない(笑)その時はまだあんまり、テーマ活動に意欲的じゃなかったから、役とかはあんまり好きじゃなくて。それで役とかはやらなかったんだけど、そのお妃様が怒り狂う様子が、他から見ても評判が良かった。パーティ内でももう彼しかできないっていう、、

 

一同 え、男だったんだ(笑)

 

み  そう(笑)役にはまってて、そのシーンはすごく覚えている。だからお妃様の印象がけっこうあるかなあ。

 

こ  お妃様の感情表現って、すごく考えどころがあるし、面白いよね。

 

び  お妃様が一番感情の波があるからね。

 

こ   すごい、やりたくなっちゃった。

 

ず  ね、やりたくなった。

 

り  次のウインターキャンプ、白雪姫だから(^^)

 

一同 え?!そこにつながってる??宣伝うまいなあ。

 

り&み  シニアメイト研修にみんなぜひ来てね!

 

ず  『がちょうのペチューニア』が大好きです。真剣でかつ、バカになれるのがすごいいいなと思っていて、自分がそうじゃないからこそ、その役になり切りたいっていうのがずっとある。でも最近大きくなってから、シェイクスピアが好きになって、『ロミオとジュリエット』もだし『ハムレット』もいいなと思って。大きい子達で話し合うからこそ、作れるものがあるじゃんね。心情の深いところを掘り下げれるところがいいなあと思う。

 

び  シェイクスピアは一筋縄じゃいかないからね。

 

り  パーティで動いたりする?

 

ず  するね。

 

び  ズッキーニのパーティは大きい子多いの?

 

ず  そうだなあ。でも小さい子も多い。だから『ロミオとジュリエット』とかやるときは大きい子グループでやるかな。

 

び  大きい子が本気でやる『ロミオとジュリエット』ってホント素敵だよね。めっちゃいい。

 

み  かっこいい。

 

ず  自分が高2のとき、高校生ひろばでちょっと苦戦したから、、

 

び      そのときか!わっか!

 

ず  みんなの思いが強くなるからこそ、ガッ!と視野が狭くなっちゃうけど、それぐらい集中できるのも、お話の楽しみ方のひとつなのかな。


び       本気でバカになれるって、やっぱり楽しいよね。

 

り       わたしはいっぱいあるんだけど、『太陽の東 月の西』が好き。長い話だけど、北欧のお話が好きで、のびのびとした朝が来たような音楽とか、そこからイメージされる大自然とか、清々しい気持ちになれるお話。このライブラリーは音楽がとても綺麗だし、最終的にはハッピーエンドで結婚して終わる。『白雪姫』や『シンデレラ』はだいたいの流れはイメージできるけど、この話は内容が奇想天外。この場面こうなっちゃうの!?そんなこと思ってたの??って中身が読めなくて面白いから好き。

            

こ  すごいな。

 

び   ー回聴いたことあるけど、動ける??

 

り   英のみで動くかな。お話が長い割に内容が意外とわかりやすいから、英日で一回聞いたらお話を理解できるんじゃないかな。

    

び   だけど、50分かあ。1パーティ使うね。

 

一同  やってみたいなあ。

  


*テーマ活動の楽しいポイント(大学生活動編)*

 

こ      今こうやって皆で話してみて、ズッキーニが大きい子で取り組むからこそって言ってたじゃん?大学生同士で活動してきた中で、自分たちが思うテーマ活動の楽しいポイントはどんなところ??

 

び        Only大学生?中学生ひろばまでは、テューターに言われて来ました。みたいな子もいるじゃん。だけど、大学生の活動はそれがない。結構みんな本気で準備して、みんなで本気で取り組める。いかに自分が本気を出すかってことかな。みんなの本気に負けないように準備して、恥ずかしがらずに意見を言うってことを大事にしてる。去年COLLEGE SHIPに出て、去年のライブラリーはフレデリックだったんだけど、フレデリックは小さい子向けのわかりやすいお話ではあるんだけど、それをあえて大学生がやるってことに。はじめは??って思いながらやっていたんだけど、単純なライブラリーだからこそ大学生ならではの、表面をさらっと拾うだけではなく深堀りしたり、言葉を拾ったりすることができた。

1つ1つの言葉の奥まで、ことばを大事にすることができる。

 

こ  熱を持ってるからね。大学生同士、特に活動に出てくる人は。

 

り  準備量とかすごいもんね。

 

び     恥ずかしくなる途中で(笑)

 

こ    (ズッキーニは)初めて大学生活動に参加してみてどうだった?

 

ず  ほんとに、すごい、、、、!

 

一同 (笑)

 

ず  なんか凄い意見だからあんまり自分の意見は言えなかったけど、いろんな人の意見を聞いて、こんな意見があるんだ!って勉強にもなった。COLLEGE SHIPを通して小さい子と触れ合う中で、小さい子ならではの意見もあるし、色んな意見に触れられていい活動だった。

 

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*パーティでのテーマ活動の取り組み方*

 

こ  そこから発展させて、小さい子のこととか考えてみようか。パーティだと大きい子が多いところだけじゃないと思うんだけど、みんなどうやってパーティでテーマ活動ってやってる?めっちゃ気になる!

            

び   (みっこのパーティ小さい子)多いよね??

 

み       今は小学生や高学年が多いけど。基本的に放置って言い方がいいかわからないけど、なんだかんだ始めたらやるじゃん??どんなに小さい子でもやる。

 

び    そうだな。

 

み      ふざけてたりするんだけど、ふざけているのにも意味があったりして、そこからそういうことね!ってなって。それが、意外と発表に繋がったり、小さい子は小さい子なりに考えてるって思える。とりあえずみんながやってることのいいことしかみないセリフ覚えてないとか、今なんでふざけてるの?とかいっぱいあって、今はやるとき!って思うけどね。良いところだけ見て、今ここ良かったよって伝えることで、小さい子はすごい嬉しくなってやってくれるだろうし。自分も良いとこだけ褒めてもらって、そこから頑張れるようになったって経験もあるから。さすがにCDがきこえなくなると、うるさい!ってなるけどね(笑)意識としては小さい子のいいところを見続けるかな。

 

び   さすがだね。大人だね。

 

り  わたしのパーティ小さい子がいなくて、ほんとに2人ぐらいなんだけど、幼児の子と小学校3年の子。あとは高学年と中学生。

 

一同  へぇーすごい!

 

り  パーティでやることは、小さい子ってお話のそのものの魅力を知らないとか、そもそもお話を知らないとかが多いから、新しいお話取り組むときにやっているのは、聴いて、その場で聞こえた単語を書くっていうのをやってて。それは、日本語でも英語でもいいよってしてるんだけど「こんな単語聴こえたー!」って。お話について触れられて、お話を知ったうえで次動こうかってやると、この単語さっき出たーとかこの単語どういう意味何だろう?表現してみよう!とか、動くに繋がるから結構毎回やってるかもしれない。

 

び     すっげぇ。

 

り     小さい子じゃなくても、私がやっても聴き取りが難しいときはあるし、けどすごい楽しい。

 

     それに楽しさを見いだせたら凄い英語すきになるね。

 

み     小さい子とか絶対に、いい勉強になる。

 

び     推奨されるよ。

 

み     いい勉強法だね。

び  最近小さい子が増えたの。ずっと上の方ばかりだったんだけど、小学校中学年とプレイさんが立て続けに入ってきて。はあああってなってたんだ。でも、いま、竹取の、みかどの求婚やってるんだけどね。

 

一同     へぇー!すご。!

 

び  そうなのー!小さい子は分からんってなるし、結構あれしっとりとした物語じゃんね。文も、どうしてあわないのかとか、どうしてかぐや姫は拒否ってるのかとか。全くそれすらも考えてないとか、そういう時が合同パーティとか多々あって、最近はちょっとどうしたもんかなーって思ってる。ずっとわーってなってるから、私たちがしゃべってる間。でもなんか気づいたのは、彼らつばめのシーンが好きなの。つばめわかるじゃんね。

 

一同   うんうん

 

び   で、あと、糞じゃんね。つばめと糞ていう自分のわかるワードがあってそこがすごい好きみたいで。ずっとつばめ役飛んでてくれるし、糞になるとばって集まってくる。

 

一同     (笑)

 

び  そうなんです。そういうのを見て、彼らの楽しいポイントを見つけてあげることが必要。必要というか、楽しいポイントがあると楽しんじゃないのかなって。

 

こ  分かるよ、ライブラリーに動物がでたらその動物しかやらないとか。

 

び  そうそうそう。

 

り  ほんとにお話つまんないとか、楽しいところ全然ない、動きたくないってなったときどうするの?

 

び      あー。ひとつは、これはできる時とできない時があるけど、大学生と高校生の本気を見せる。

 

一同  おー

 

び     こうなんか、真面目なライブラリ―でもおどけられるところがある。そこをめちゃくちゃ面白くやってみたり、めちゃくちゃふざけてやってみるとか。すると、乗ってくれる時がある。まあ、絶対うまく行くとは限らないけどねぇ~。根気よく遊んであげるっていうか、一緒に遊ぶっていう気持ちで、がっつり全部の時間を自分たちだけで話して動いて作るっていうよりは、どっかの時間を割いてちっちゃい子たちと仲良くなる、コミュニケーションとる時間があると、例えその時間を15分とって残り45分こどもたちが走り回ってても、いい関係でいられるというか。いざ動くっていうときに手つないでくれたりとか。発表会で一緒に上に上がるのを拒否らないでくれたりとかするかなーって。積み重ねかなって思う。難しかったぁ。

 

こ  そうだね。そっからね、仲良くなってくれるのもそうだし、ライブラリーに興味をもってきいてくれるようになったり。

 

び   かなー?まあ全部が全部うまくいくわけじゃない!

 

り     積み重ねかあー。そうだよね、やっぱ。

 

こ        うちは小学生が多い方になるかな。

 

び     そうだね。

 

こ     幼児と小学生7、8人で、最近小学生もバランスが小2から小5くらいまでで、バラエティに富んでる。小5の子が2年前ぐらい前かな、弟も小1になって。ずっと時間の関係で小さい子グループじゃなくて、大きい子グループでやってて。でもなんかそれをやってからうちのパーティ結構良くなってきた。

 

び     へぇー

 

こ     小さい子は小さい子で大きい子の話す意見を聞いてるから、ちゃんと自分で考える力がついてて、俺らが何にも言わなくても、こういうことじゃないかなっていったり、自分でCDかけて仕切りだしたりするし。

 

り   すごーい!

 

び    優秀優秀。

 

こ    逆に、大きい人たちは大きい人たちで、今まで疲れて帰ってきてパーティだったのが、やっぱ小さい子がパーティの時間にいるから、本気出してやるようになった。やっぱりちょっとづつ、大きい子たちは大きい子たちで考えて喋れるようになったし、動けるようになったかな。

 

み    うちもそうかもしれない。いぶきと、、伊吹山のふもとと大垣の2箇所でやってる。

 

広  土地の話ね(笑)

 

み  大垣のグループはもともとは小学生Gと中高大生Gでやってたんだけど、小学生が大垣グループは一人になっちゃって、小中高大一緒にやってて、今はきっと我慢のし時だと思ってニコニコやってるんだけど。今は、とりあえず一番大事だなって思うのは、いった意見は全部一旦受け入れる。大きい子だったらそういうことしないだろうなって意見もたくさん出てくるんだけど、とりあえず一旦それを受け入れる。その中で、自分もやりたいことをこういうのもどうかなって言うと、小さい子もそれをイメージし始めるというか、そっちの考え方に寄ってくるじゃないけど、ああたしかにそういう表現もいいよねっていう意見も沢山出てくるようになってきた。

 

  理想のパーティだね。

 

び  確かに。大事だね。なんか突拍子もないこと言ってくるんだけど、どうしようこれ!みたいな。

 

み  そう、こないだ、いま『きかんしゃちゅうちゅう』やってるんだけど、電車が好きな男の子がいて何とかモーターがどうのこうの言ってて、その何とかモーターをやらなきゃいけないっていってて(笑)

 

び  はいはいはいはい(笑)

 

  機関車のなかにある

 

み   そう言ってて、でもってちゅうちゅうって機関車じゃん!だからぜったいモーターないんだけど、その子にとっての電車はふつうの電気の電車だから、なんたらモーターがいっぱいでてきて、めちゃくちゃ困って、それは何なんだろうかって思ったんだけど、そういうのが電車についてるんだねーって言って。

 

広  すごいね。受け止めるんだね。

 

み     うん。で、ちょっと大きい子に機関車ってみたいことある?どんなのだった?っていうのを逆に聞いて、こういうのだったよね、そんな電車あるんだーとか、あ、僕それ実は乗ったことあった見たことあったとかそっちだったんだーとか、認識の違いじゃないけど、その子にとっての電車を一生懸命言ってくれてたから、女の子とか特になんちゃらモーターとか言われたら、何を言ってるんだこいつはとか、うーんって流れになっちゃうんだけど、それでも、それでもそういう風にいってくれるから、面白いなって。

 

び         へぇ~いいね!それ使うわ。やるわ。

 

  ズッキーニある??こういうことやってよかったとか。小さい子まとめるときとか。

 

こ  ズッキーニのパーティ、小さい子多いよね。

 

ず     めちゃめちゃ多い。

 

一同   あ、多いんだ!

 

ず  40人くらい。

 

こ  小さい子だけで40人?

 

ず  30人ぐらいかな?

 

広   年代層は???

 

ず  ほんとにちびちび。

 

広   保育士さんじゃん!

 

び  どうしてるのそれ?

 

ず  でも、なんか冬の発表会に向けて夏の合宿がはじまり。で、合宿でなんかキャンプの3プロみたいなコーナーを作って、今年『セロ弾きのゴーシュ』なんだけど、ゴーシュだったら楽器について触れたりとか、喜怒哀楽のコーナーを作ったりしたんだけど、そこでちっちゃい子が知らなかったことを紹介するのもそうだし。あと、まずなんか、絶対にやることはキャラ分。キャラ分は絶対やるのと、絵本の読み聞かせはするかなぁ。そこで、お話の再確認ができるし。

 

  読み聞かせは先生がやるの?

 

ず  ううん。大きい子がやる。

 

広    へー大学生が??

 

ず      うん。

 

広  それは、英語と日本語??

 

ず      うん両方

 

広    絵本ってさ、英語しかないじゃん。そういうときは英語だけで読むの?

 

ず  英語だけで読むのもあるし、ふつうに図書館から借りてきてもある。

 

び  ゴーシュだったらあるよね。

 

ず  うん。あるやつはあったら借りてきて。キャラ分はなんか、みんなの思っていることを共有するってのもあるし、 発表に向けてやってるから、一応、発表会で一つのキャラクターにしたいからそういう意味を込めてやってるかな。

 

広  全部のキャラクター?

 

ず  うん。全部!

 

こ  ゴーシュだったらゴーシュもそうだし、たぬきだったらとか?

 

び  『十五少年漂流記』大変

 

一同  (笑)

 

広      やったことある?

 

ず     さすがにやってない(笑)

 

こ    4話だったらきついねぇ。

 

り  それ、みんなでやるの?

 

ず  うん。グループに分かれて。

 

び   自分の当てられた役の人だけが、その人について考えて、動くのももちろん大事だけど、みんなの思ってることを聞いて、そうなんだなっておもったりとか、それが周りの表現につながったりするのかなって思った。大事だね。共通認識。

 

ず  たのしいよね!やったことある?

 

み  やったことある。だいたいやるかも。

 

び  あんまりないなぁ。

 

み  絵とか書き始める!こういう顔だと思うとか!

 

び  小さい子と一緒にできるのがすごくいいね。

 

こ  うちはね、お話日記をかく子が多くて、みんな書いてきてくれて、それをみんなで見る。

 

び  優秀!

 

こ  お話日記を書いてきてくれて、それをパーティみんなで見ると、その子あんまり意見言ってなかったけど、こういうイメージなんだなとか、その子の持ってるイメージがお話日記にあらわれてくるから、それを見るとイメージの統一とかできる。海の色こんな色なんだねとか。ピーターパンの人魚の海をやったときは、青だけじゃなく紫とか。なるほどって。

 

び  おはなし日記大事だね。

 

み  ね。懐かしい。おはなしにっきそのものが懐かしい。

 

り  小さい子って言葉じゃなくて小さい子って言葉で自己表示するっていうより、絵を描く方が得意だから、確かにそっちの方が私たちも楽かもしれない。

 

こ  もう一個だけ聞きたい。おれの個人的に聞きたいことなんだけど、パーティの大小はあるけど、男女で意欲は変わってくるのかな?意欲というか、やり方。男の子が極端に少なくて。ほぼ女の子しかいないんだけど今『十五少年漂流記』やっていて、やっぱ小学生の女の子たちが「少年」ってついている時点で、ちょっとやる気をそがれているというか「やりたくない」みたいな。そういう異性に対してのやりにくさみたいなのがちょっとあるんだよね。

 

び  うちもたしかに、小さい子はかぐや姫がいい!って言ってた。ごめんねって言ったけど(笑)うちは、そうなった場合、夏の夜の夢をちょっと前にやったんだけど、その時はオーディションしたのね、どうしても大事だと思ったから。なんか「小さい子が主要の役やりたい」って言ってくれるから、それはすごい嬉しいと思って、小さい子だからなし!なんて言えないから、そんときは、大きい子も小さい子と対等な条件で、自分の好きなセリフ覚えてきて、それやってねって言って決めた。

 

り  悔しいだろうね。

 

び  そうそう。でも納得はしてくれた。

 

こ  志村Pって高校生とかも多いけど、中学生とか高校生に対してどんなアプローチをしテいるの??結構テーマ活動いやって言う子いると思うんだけど。

 

び  うちはありがたいことに男の子と女の子が仲が良くて。ありがたいことにね(笑)一緒に遊びにいっちゃたりとかする程仲がいいんですよ。高校生からはとってもラボ意欲があがってくれる。なぜかね。なんでかよくわかんないけど、中学生までは「やだらぼぉ、短い話にしよ」みたいな感じだったんだけど、高校入って、多分シニアメイトとやったりとか、あと中高大生合宿とか高ひろとかで友達ができると、意欲が上がる。


ず   パーティ外に出るのって大事だよね。

 

び  パーティ外に友達ができると、パーティ内も仲良いんだけど、パーティ外に友達ができるとぐんっと成長してくれてる。

 

こ  それはわかる気がする。

 

び  でも今中学生は苦労してて、なんか、こんなこと言ったら怒られるか。

 

み  (広報メンバーが編集で)いい感じにやってくれる笑

 

一同  (笑)

 

り  中学生めっちゃわかる。

 

び  どうしたらいいかわからんのだけど、今の高校生も中学生の時はそうだったって思いながら、きっとなにかしらのきっかけで変わってくれるって思いながら、〇〇やるよ〜、こっちだよ〜、〇〇しよっかとか、今何しようねとか声かけながらやってるかな。とりあえず、テーマ活動いやっていう気持ちはわかるんだわ、私もそうだったし。それはすごく否定しない。けど、人間としての関係、すごく大事にしようねって暗黙の雰囲気はある。

 

み  仲良さそう。志村パーティ仲良いってイメージ。

 

び  その人間関係をベースにラボをやってる。逆もしかり。ラボによって形成された人間関係の上に成り立ってるのか、卵が先か鶏が先かってかんじなんだけど、人間関係っていうのが一個うちのパーティが大切にしていることかな。それでなんとか成り立ってるのはあるかも。高校生とか。こ こまめに声かけしてもらえるとか、どうなんだろうね。うっとうしいと思うのか、ありがたいって思うのか。

 

み  後々ありがたいってなるよね(笑)

 

一同 (笑)

 

み  なんか、中学生のときは、何言ってるんだろうこの人たちってめっちゃ思ったけど。

 

び  みっこが!?

 

み  うん笑

 

び  萎える~!ショックだわ〜!(笑)

 

み  言わないけど、私はそんなに熱はない。って思ってたけど、ああ、これは大事だったんだなって後からくることは多いかもね。言ってもらったことに対してはね。

 

び  後から分かってくれい…

 

こ  全中部の思春期に困っているパーティの皆さん。後でありがたく感じてもらえる。安心しろ。

 

一同  (笑)

 

び  中高は多いの?ズッキーニのところ。ちびちびほどではない?

 

ず  うーん、10何人かな。

 

び  多いね。

 

み  多いー。

 

み   何パーティだっけ?

 

ず   北谷。全員で60くらい。

 

び   北谷かー。マンモスだよねー。

 

こ  多いな。60とか言ってみたいわ。

 

み  20もありえない笑

 

び  ねー。支部発表出れないよって笑

 

こ    10いくつだよ10いくつ!!!!

 

ず  でも三河がちょっとパーティ大きくなってきてる

 

び  どうしてるの?歳が近いから、結構コミュニケーショんとりやすい?

 

ず  うーんそうだねぇー。持ってるのに言わないってのが多くて、それをどう聞き出すかはずっと悩んでる。なんか、なんだろう、とりあえずっていうか、パーティ内で工夫してるけどどうにもなってないから、外に出るようには言っている。

 

広  実際、外に出る?

 

ず  うん。そうだね

 

広  凄いね。出るのか。

 

ず  言うし、ちょっと無理やりなとこはあるけど。

 

び  大事だよ。

 

  パーティ外の同年代と触れ合うのもそうだけど、上の子と触れ合えるのもいいきっかけになるかなって感じ。

 

  絶対むり…。60人とか言われたらどうしよう。

 


*テーマ活動の好きなところ*

 

び  よく答えるのは、ばかができる。まじめにふざけられるとこが好き。なんか…語弊が多かった。やめよ。敵キャラってさ、実際の自分ではなれないじゃん、なれないっていうか、言えないセリフすごいある。だから、こう、普段言わないような「ふぇ!」みたいな言葉も、そのテーマ活動の中だと言えてしまう。不思議とか、ね。まるで別人になったような楽しさとか、それかな。ペチューニアもそうだし、自分じゃできないあほができる。ふざけたいんだねきっとね。笑笑

 

一同   笑笑

 

  一個質問していい?今まで一番快感だったセリフでもいいし、役でもいいしある?これ言った時すっごい気持ちよかったとか!

 

び  首を切れ! 

 

一同  あー笑笑

 

び  あの首この首くびを切れ!

 

  潜在的な欲望でくびをきりたいんだね(笑)

 

一同  笑笑

 

  バレてるー(笑)それが小6だね多分、それが多分私のターニングポイントかな。

 

  二大主役みたいなものだしね。

 

  そうそう、その時に「ふぁっ」って自分のエネルギーを声に出すというか、オーラに出すというか、っていう役ができてその時に、はっ楽しい!てなったんだよね。それかな、そういうところが好きかな。最近はしっとりめで毒を吐くキャラが好き!

 

  何それ?笑

 

  わかんないけど(笑) いまふさこやってるの。『なよたけのかぐやひめ』で、みかどのお使いの方なんだけど。たった一回の台詞しかなくて

「愚かなこと言いなさるな」みたいなことを言うんだよ。それが楽しくてしょうがないの笑 静かにそういうセリフの新しい楽しさに目覚めた最近 こういう歳になって。・・もうちょい好きなところかんがえるわ。

 

  もう十分かもしれん笑

 

一同  笑笑

 

 ほんとやる人によって作り上げられる完成形が違うなって思って、一言で言えばみんなのこだわりが発揮されて、そのこだわりから1つのおはなしをつくりあげられるところが、ずっと好きだなって思ってた。私は大学生ひろばに出てからその魅力に気づき始めた。小学校の学芸発表だと、この音楽が流れたらってこの役が出てきます、この役は木の前で喋ってねとかすごい決められていると思う。でもテーマ活動ってほんとに自由だし、一言の単語だけで、感じ取ることが違ったり、ここからこういう表現をしてみようかだったり、言葉だけじゃなくて、音楽からこう表現してみようかだったり…それってなんか、みんなの受け取り方、想像力によるじゃんね。おんなじお話でもやるメンバーだったり、年代とかによって全然完成形が違ったりとか、みんなが発揮するこだわりとか、全然違ってこの人こう考えていたんだとか、大事にしているところがここなんだなってところが好きかな。

 

び  ちょっと人間性がみえるよね

 

り  うん、そーなの。その人の性格とかによって全然違うしさ

 

こ  メンバー変わると全然違うよね。

 

り  そーなんだよ。大ひろとかでも2017の大ひろと2018の大ひろとかは、もちろんお話は違うんだけど、メンバーが違うから意見を出すポイントもそれぞれ違った。

 

こ  やっぱメンバーが全然違うと選ぶライブラリーから違ってくるもんね。

 

び  へーそうなんだ。

 

こ  そう、大学生ひろばは『はだかのダルシン』があって『小さな仕立て屋さん』があって『妖精のめ牛』があって、似ているけどなんかちょっと違うじゃん?やっぱその時々のメンバーによって、やりたいお話も変わってくる

び  『はだかのダルシン』からの『小さな仕立て屋さん』やばいね(笑) はだかからの仕立て屋さんちょっと着せちゃった笑笑

 

一同  大爆笑

 

  好きなところだよね。テーマ活動の好きなところは、うーんみんなが主役になれるというか、もちろん主になる登場人物はいるんだけど、その主になる登場人物の気持ちをやったりしているから、お話をやっている間はみんなが主役じゃないけど、みんなが役というか、木をやっていたとしても役。それが、パーティの一体感になっていく。そういうのが好き!

 

  役をやってる人だけが褒められるんじゃなくて、この表現が、あの時のあの表現が良かったね。っていうのがラボ特有かもね。

 

  あれが好き!

 

ず  表現褒められたらめっちゃ嬉しいよね。

 

  表現褒められるのが一番嬉しい。

 

り  役以外で考えることないじゃん、木だってさ、これはどんな気持ちをした木なのかとかどんな気持ちを持っているのかだったり。

 

  いかに面白いかで表現考えてる「それは面白くない」「なんでそこでまだ木をやるの?それは面白くない」とか「まってそれダサい。ダサいから違う表現にしよ。」とかね。

 

ず  最近なって、語りが好きになった。

 

ず  ナレーション??

 

ず  そうナレーション。ナレーションによっても見てる側からの感じ方も違うし、抑揚のつけ方で全然違う。まだまだ魅力はあると思うけど自分の口で語るのも良い。その好きな場面その語りができるのも良い。嬉しい…語りいいなって最近思う。

 

び  表現褒められるの嬉しいって言ったけどさ、ナレーション褒められるのもばちばち嬉しい。

 

  CD通りにピッタリ言い切った時の達成感はすごい。

 

  ちょっと難しい音楽が入ってるナレーションとかスッと終わった時!

 

  ねー!!

 

  大学生ならではの楽しみ方というか、ナレーションは特にね。やっぱ気持ちの乗り切らない人もいると思う。ナレーションをピッタリ言うことにも意味があるのかなって思う人もいると思うけど、 おれは逆に、CD通りのイントネーションとかタイミングで言うけどそCD通りの音のままに自分の気持ちを乗せて喋るか。

 

  分かるーそれなんだよね!

 

  自分の気持ちだけで、逸れちゃわないようにいかにここに自分の気持ちをめっちゃ込めるかっていう。

 

り  そうだよね。

 

  CDに自分の気持ちをどう乗せていくかっていうね。

 

  そこは最近めちゃめちゃ考えるなあとねテーマ活動を楽しいと思うところ、好きなところはみんなのと少しずつ被るのかな。やっぱ何にでもなれるところが一番好きだなって思う。役もそうだし役じゃないモノもなんでもできるじゃん。鳥やっても良いし机やっても良いし、嬉しい気持ちをやっても良いし。おれは演劇をずっと高校、大学とやっているけど、演劇は役以外は照明とか、舞台装置とか全部決まっているわけよ。それで表せれるモノもあるけど、ラボだとそれも全部自分たちでやらなくちゃいけないから、逆に言えばそんだけ表現に幅がある。ほんとになんでもできるし、それこそ人が違えば全然違うし、同じ場面でもやる人によって表現全然変わってくる。俺は特にCOLLEGE SHIPをやって、ずーっと夏休みの間同じライブラリーで中部のいろんなパーティ回ってたけど、そこでやっぱパーティごとに全然違う感じになるんだよね。今年「太陽へとぶ矢を」やったんだけど 四つの部屋を通り抜けるところもそうだし、男の子が矢になって飛んでいくところもそうだし、その一つずつとってもみんな全然違う意見を出してくれる。ライオンの部屋の通り抜け方をいいこいいこして通るとか。

 

一同   かわいー!!!

 

  肉を投げてその隙に通るとか、ねこじゃらしであやすみたいな。

 

  小学生?かわいい!

 

  面白いそれ笑

 

び  そういうこと考えるんだね。

 

こ  ほんとに学年でも違うし、小学生の間でもやっぱり少しづつ違うし、すげえなって!無限大だなみんな!!!めちゃめちゃ好きだ!そこがやっぱ一番好き!

 

び  自分たちが好きな表現で発表して見ている人にあれそれに見えたよって言われた時快感、気持ちい!えー!ほんとに!ありがとう!ってなる。

 

  やっぱテーマ活動乗り切れないなって人も絶対いると思う。大学生でもいると思うけど、一回我を忘れて、全力でやって汗だくになった瞬間めちゃ気持ちいいなって。俺もね、昔はテーマ活動そんな乗り気じゃなかったけど、ありがたいことに高校3年間、パーティの発表を全部主人公やらせてもらったの。

 

一同  へーすげー!

 

こ  『エメリヤンの太鼓』のエメリヤンと『ひとうちななつ』の仕立屋、『ロミオとジュリエット』のロミオやった!

 

一同   あーすごい。

 

  それをピッタリやりきった後に、ちょっと息が切れている自分がすごい充実感あるなって思って、それから息が切れるまで頑張った時が一番楽しいなって思った。

 

  そーだなーなんか、今楽しくないなって思うテーマ活動を一回本気になってやってみよ!ってことだね。そしたら世界変わるから!

 

  役だから感じないだけかもしれないけど、背景やって役じゃない子がやりきたって思うのって、パーティの子にそう思わせるのってめちゃ難しいなって思った。

 

  やっぱ最初は役から入った方が楽なんかな。

 

  そうだねぇ。 

 

  役から入って、その気持ちのイメージとかを自分で掴めるようになってから背景の表現をやると、悲しい気持ちとかを言うだけでもみんな分かってできるんじゃないかな?やっぱ役はできるだけやらしてあげたいね。

 

  そろそろ締めですか?

 

  そうですね。(笑)皆さんご協力、本当にありがとうございました。何か言い残したことはありますか?

 

  朝まで話せる!

 

  おけ!!!(笑)


 

今回の特集、ラボフェッショナル~テーマ活動の流儀~完全版いかがでしたか?

ぜひ、7UP10月号と、このホームページ、そして5人の対談後の感想のページの3つを並べて読んでみてね!!

 

【記事担当:みずな】